社会保険労務士の西川です。助成金申請のお手伝いをさせていただく中で、最近特に注目されているのが、令和6年度の両立支援等助成金の「柔軟な働き方選択制度等支援コース」です。
「両立支援等助成金」と聞くと難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、従業員のワークライフバランスを推進し、企業の働き方改革を後押ししてくれる、とてもお得な制度なんです。
なぜ「柔軟な働き方選択制度等支援コース」が注目されているのか?
少子高齢化が進み、労働力不足が深刻化する中、企業は従業員の定着を図り、生産性を高めるために、働き方改革に取り組むことが求められています。
この助成金は、そんな企業を応援するために国が設けたもので、特に「柔軟な働き方選択制度等支援コース」は、育児中の従業員が働きやすい環境を整えることで、離職を防ぎ、企業の生産性を向上させることを目的としています。
「柔軟な働き方選択制度等支援コース」って具体的にどんな制度なの?
このコースでは、以下の2つの要件を満たす企業が対象となります。
柔軟な働き方に関する制度を2つ以上導入する
フレックスタイム制
時差出勤制
テレワーク制度
短時間勤務制度
保育施設の手配、費用補助
子の看護休暇制度の導入など
制度利用者に対する支援を実施する
制度利用に関する計画の作成
制度利用者の相談対応
制度運用の評価など
これらの要件を満たし、従業員が実際に制度を利用した場合、企業は助成金を受け取ることができます。
この助成金を受けるメリットは?
人材の定着率向上
育児と仕事を両立させたい従業員にとって、働きやすい環境を提供することで、離職を防ぎ、人材の定着率向上に繋がります。
生産性の向上
従業員の満足度が向上し、仕事へのモチベーションが高まることで、生産性の向上にも繋がります。
採用活動の強化
働き方改革に取り組んでいる企業は、求職者から魅力的に映り、採用活動の強化にも繋がります。
企業イメージの向上
社会貢献活動の一環として、働き方改革に取り組むことで、企業イメージの向上にも繋がります。
令和6年度の両立支援等助成金「柔軟な働き方選択制度等支援コース」は、企業が働き方改革を進める上で、大きなメリットをもたらす制度です。
この制度を活用することで、従業員の働き方改革を推進し、企業の持続的な成長に繋げることができます。
もし、貴社の働き方改革についてお悩みでしたら、ぜひ一度、当事務所にご相談ください。
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