【知らないと損!】助成金、もらい損ねていませんか?書類整備がカギ!
- 西川 浩樹
- 3月23日
- 読了時間: 3分

「うちの会社、助成金なんてとてもとても…」
そう思っている経営者の方、ちょっと待ってください!
実は、書類さえきちんと整備していれば、御社も助成金をもらえる可能性があるんです。
今回は、助成金受給のために重要な書類と、その整備のポイントについて、助成金専門の社会保険労務士の私がわかりやすく解説します。
助成金受給に欠かせない、3つの重要書類
助成金を受給するためには、以下の3つの書類が特に重要です。
出勤簿
賃金台帳
労働条件通知書・雇用契約書
就業規則
これらの書類は、労働時間や賃金の支払い状況、労働条件などを証明するために必要不可欠です。
なぜ書類整備が重要なのか?
「書類なんて後回しでも…」
そう思っていませんか?
しかし、書類の不備は、助成金不支給につながるだけでなく、労働基準法違反として罰則を受ける可能性もあります。
助成金の審査では、書類の内容が細かくチェックされます。
書類がきちんと整備されていれば、スムーズに審査が進み、早期の助成金受給につながります。
書類整備のポイント
では、具体的にどのように書類を整備すれば良いのでしょうか?
1. 出勤簿
労働日、労働時間数、休憩時間数、時間外労働時間数、休日労働時間数、深夜労働時間数を1日ごとに正確に記録しましょう。
タイムカードやICカードの記録だけでなく、自己申告による記録も併用し、正確性を高めましょう。
訂正する場合は、二重線で消し、訂正印を押印しましょう。
2. 賃金台帳
労働日数、労働時間数、時間外労働時間数、休日労働時間数、深夜労働時間数、基本給、手当、控除額などを正確に記録しましょう。
賃金計算期間、支払日、支払方法も明記しましょう。
賃金改定があった場合は、改定内容と適用時期を明記しましょう。
3. 労働条件通知書・雇用契約書
労働契約期間、就業場所、業務内容、始業・終業時刻、休憩時間、休日、賃金、退職に関する事項などを明記しましょう。
労働条件通知書は、労働者ごとに作成し、交付しましょう。
雇用契約書を作成した場合は、労働者と使用者の双方が署名・捺印しましょう。
4. 就業規則
始業・終業時刻、休憩時間、休日、賃金、退職に関する事項などを明記しましょう。
育児・介護休業に関する規定や、セクハラ・パワハラ防止に関する規定も整備しましょう。
作成または変更した場合は、労働基準監督署に届け出ましょう。
社会保険労務士に相談するメリット
「書類の整備、難しそう…」
そう感じた方は、社会保険労務士にご相談ください。
社会保険労務士は、労働法令の専門家として、書類整備のアドバイスだけでなく、助成金申請の代行も行います。
専門家のサポートを受けることで、書類作成の負担を軽減し、確実に助成金を受給することができます。
助成金は、企業の成長を支援する貴重な制度です。
しかし、書類の不備で受給を逃してしまうのは、非常にもったいないことです。
日頃から書類をきちんと整備し、助成金を有効活用しましょう。
もし、書類整備や助成金申請についてお困りのことがあれば、お気軽に当事務所までご相談ください。
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